いつぞやの金曜日だったかな。。。
自宅の近くに小学校があるのですが、ゴミを出す日8時前たくさんの小学生がぞろぞろと学校へ向かう中、
人の波に逆らって、こちらへ向かって走ってくる男の子が。
まだ1年生くらいかなぁ。。。何か忘れ物をしたのでしょうか。。。
走っているとだんだん自身の不安が煽られるのか、眉は八の字、今にも泣きそうな顔になりながら、私の立つ四つ角を駆け抜けて行きました。
まだ、8時前。今から学校へ引き返しても十分間に合うわねー。だいじょうぶだいじょうぶ。てなことを思いながら歩き出すと
「おがぁさぁあああああああああああああんんんん。いやぁああああ」
とけたたましい叫び声が。
慌てて振り向くと白い車がぶーんと走り去り、その後を先ほどの男の子が真っ赤になって泣き叫びながら全速力でその車を追っていました。
車は角を曲がり(そのときおかあさんがちょっと右を向いてあげると気付いたはずなのだけど)、全然気付かず走り去ってしまい、
男の子はしばらく「おかーさんっ。っおかーさん。おがぁあさぁあん。わーーーーん」と力の限り叫びながら追っかけていましたが、力尽き、ーー;
というか、車はもうひとつ角を曲がって見えなくなり、男の子は道端で泣き崩れておりました。
あまりにかわいそうで、その絶望のふちにあるような(笑。こどもにとってはたいそう衝撃的出来事に違いない)
泣き声につられて、男の子の方に向かおうとすると通りがかりのおばちゃまが声をかけてあげていました。ホッ
自分が、決して外へ出てはならない格好(形相)をしていたことにふと気付き、(遅いっちゅうねん)
話を立ち聞きしたところによると(笑)
忘れ物をしたようでしたが、おかーさんに立ち去られてしまったあまりのショックに泣きじゃくりが止まらず、
おばちゃまも困った様子。
しばらくして、ひとりとぼとぼ学校方面へ歩いている後姿はすっかり打ちひしがれ、駆け寄って抱きしめてあげたくなるほど。
きっと学校では先生にまた叱られて、帰っておかあさんに訴えても、「ちゃんと忘れ物しないように準備しておかないからでしょ。」とかなんとか逆に叱られ、しょんぼりの一日になるのだろうか。。。
あー。かわいそうに。。。
と、それを、朝風呂からあがってきた兄に話すと、
「う○こしたかったんちゃう?。」
と思いがけない返答。
えーーーーーーーーーー。 ーoー; 何で〜〜〜〜〜〜!
人はどのような場面でも、自分が経験したことに基づいて判断する。
必ず。